(13781)円高で鞍山鋼鉄に注目

摘要

アジア市場の底入れからボスコ、CSCの8－10月積み販価が高止まりのまま推移しそうな情勢だ。6、7月にCIF570ドル前後まで落ち込hでいたアジアのホットコイル市況が7月後半から中国国内市況の反発を機に650－670ドルまで持ち直し、安値修正の動きが広がってきた。これを受けて鞍山鋼鉄は値上げの構えを見せ、注目の東京製鉄9契販価は2，000円アップとなった。ただ、東鉄リストプライス6万4，000円はドル換算750ドル前後。日本の市場価格が国際マーケットより割高なため、東鉄も大幅な改定が困難だったと見られる。市中店売り価格は鞍山と東鉄が指標となるが、両社はそれほどライバル祝していない。基本的にはコストと需給観から似かよった価格設定になっていくようだ。