新日石が第3次中期経営計画開発·石化·電気事業に重点投資

摘要

新日本石油は2005～2007年度のグループ経営職略「第3次連結中期経営計画」を策定、①コアビジネスの石油開発·石油精製／販売·石油化学からのキャッシュ·フロー創出、②グループの基本戦略である「一貫操業体制」と「総合エネルギー企業グループ体制」を確立するビジネスモデル構築の二つの重点課題を2010年度に達成する基礎固めに入る。 3月30日の記者発表には渡文明社長と西尾進路、大森輝夫両副社長が臨み、渡社長が内容を直接説明した。 最終年度である2007年度の財務目標は経常利益1,900億円（在庫の影響を除く）、ROE10％。 目標達成のための効率化施策では3カ年間に330億円のコスト削減·効率化計画、資本戦略では株主還元を拡大するキャッシュフロー計画、成長分野に重点を置く5,000億円の設備投資計画、9,000億円以下を目指す有利子負債の削減に取り組み、意欲的な事業戦略を展開する。 その一環として、新日本石油化学本社部門を2006年4月1日付けで新日本石油に統合し、新日本石油ガスを今年7月1日付けで併合するなどグループ組織体制の大改革を断行する。