業績回復へ意欲示すコスモ石油千葉製油所の一部装置を稼働準備

摘要

昨年のアスファルト漏洩事故による千葉製油所の稼働停止で厳しい経営の舵取りを続けるコスモ石油は、業績回復へ年明けから活動的だ。千葉製油所は1月中の生産開始に向けて一部装置の稼働準備を18日に開始。他の装置もすでに策定した再発防止策の取り組みや健全性の確認などを実施し、完全復旧を目指して取り組む。16日には昭和シェル石油と日本政策投資銀行との3者共同でメガソーラー事業の合弁会社を設立、17日には大幅に刷新したSSバックアッププログラムを発表、18日にはヒュンダイオイルバンクとの合弁会社による新設装置の商業運転を開始といった具合だ。今年を正念場の年とし、千葉製油所の稼働停止により悪化した財務体質を改善するため、業績回復へ意欲的だ。