三ツ輪会の合同活動方針三ツ輪産業、8日東京で09年度合同活動方針発表会聞き手業計画等確認スローガンは'脱'、ふれあい点検ベースに提案

摘要

9月決算の三ツ輪産業㈱（尾日向暁社長）は10月から新会計年度入り。 これに対応して、今年も同社は去る8日、東京·港区のホテルパシフィック東京で特約販売店会·三ツ翰会との「平成21年度合同活動方針発表会」（写真）を開き、新年度の経営·事業方針を確認し合うと共に、事業計画の完遂と飛躍を誓い合った。 尾日向社長の合同活動方針に関する大綱発表。 ジャンル別担当部長による活動計画の詳細発表。 みつばちガス2008販売コンテスト表彰式の後、山村武彦·防災システム研究所所長の「LPG企業における実践的防災·危機管理」と選する記念講演（協力出演＝高橋民夫·文化放送防災キャスター）が行われ、更に会場を移しての懇親会で行事を終えた。 尾日向社長は「世界的に経済情勢は不穏だが、所詮は虚業の世界の出来事が中心。 これに対し燃料業界は、あくまで実業の世界。 虚業の世界の出来事に振り回され大変迷惑だが、やむを得ないとも言える。今や、どの業種も厳しさは同じ筈。 LPG業界も浮かび上がっている課題を一つ一つクリアして進む以外にないだろう」と前置きした後、「06年歴と07年度は"原点回帰"、08年度は"実行"をスローガンに掲げたが、今年度は"脱"とした。 原点回帰の考え方は基本にしながらも過去からの脱却、現状からの脱皮が必要だという意味。 保安院の発表によると、昨年の販売事業者が廃業したという。 三ツは全国で630店輪産業の傘下だけみても、今年の4～9月の6カ月閏で合計10店が廃業され、当社がその商権を譲り受けた。 最早惰性で乗り切れる時代は終ったわけで、一歩一歩着実に進むことを心掛け、適正利益を確保するため頑張ってほしい。 少なくとも三ツ輪会の会員は商売を辞めないでほしい、顧客のライフラインを担い守っていることを自覚してほしい、大企業は国が助けてくれるが中小零細企業は誰も助けてくれないので自己責任の認識と、その徹底を図ることが肝要。これからは正にサバイバル時代、"生き残った企業"イコール"勝ち組"となる。 今年度も三ツ輪グループ及び傘下企業は、力を合わせて頑張ろう」と呼びかけ、三ツ輪会会員の連帯と奮起を促した。