岩谷·水宅配事業、拡大路線への経緯と見通し－使い切りパック方式に変更、第3工場には26億円投資－

摘要

岩谷産業㈱は宅配水事業（ブランド：富士の湧水）の強化に向け、使い切りパック方式を採用することとし、専用の新工場を6日、山梨県富士吉田市に竣工した（前号一部既報）。04年に第2工場を建設し、同事業に参入。東京、名古屋、大阪の3地域のLPガス事業者を主な代理店として展開し、順調に事業を拡大してきたが、今回建設した第3工場には26億円という資金が投入されたことからも、同事業拡大に改めて大きく舵を切ったことがわかる。これまで4年間、同事業に関わり、今回の取組みの推進役となった久保秀樹·総合エネルギー本部水営業部長に、今後の事業戦略などをうかがった。