難治性貧血（骨髄不全症候群）の診療

摘要

小澤本日は，ご多忙のところお集まりいた だきましてありがとうございます.本日の座談 会のテーマは「難治性貧血」いわゆる骨髄不全 症候群ですが，そういった患者さhの診かたを， 先生方にお話しいただきたいと思います.この 雑誌の幅広い読者の方を対象にお話しいただき ますので，大学病院，一般病院，開業医の先生 方といろいろな立場の先生方にお集まりいただ きました.貧血といいますと，もちろh一番多いのは鉄 欠乏性貧血ですが，時々見かける貧血としてはビタミンB12の欠乏による巨赤芽球性貧血もあり ます.これらの治療は容易ですが，本日取り上 げる骨髄不全症候群は難治性貧血として診療上 苦労することが多いと思います.