臓器感染症の特性と抗菌化学療法　髄膜炎

摘要

髄膜炎は細菌感掛こよる細菌性髄膜炎とウイルス感染が主体である無菌性髄膜炎に分けられるが細菌性髄膜炎について概讃したわが剛こおける細菌性髄膜炎の原因菌としてはHaemophilus influenzae Streptococcus pneumniaeの頻度が高いが．いずれも耐性菌の増加が問題となっており,そのため抗菌化学療法は耐性菌にも対応したものへと変化しつつある.既に海外でその効果が確立されたH.influenzae type bに対する蛋白結合ワクチンなど髄膜炎予防に有効なワクチンの導入が望まれる.