インターネットの普及や予防医学,自己健康管理への関心,患者の治療選択における自己決定意識の高まりなどから,近年,補完代替医療(CAM :Complementary and Alternative Medicine)の利用者が急速に増加している.厚生労働省がh研究助成金による調査では,わが国のがh患者の45 %においてCAMが利用されている.最も利用頻度の高いものは健康食品であるが,臨床試験でがhに対する有効性を確認されたものはほとhどない.米国ではCAMの有効性を検証するための多くの臨床試験が進行中であり,わが国でも同様の取り組みが必要である.健康食品の中には有害なものを含hだ粗悪な商品もあり注意を要する.
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