心療内科(メンタルヘルス外来) におけるストレス評価

摘要

本来,個人のストレス評価に際しては,多角的視点からのアプローチが必要である.すなわち,ストレッサ一 (仕事上のもの,仕事外のもの),ストレス反応,そしてこれらのプロセスを修飾する因子としての個人要因および緩衝要因(社会的支援,ストレス対処行動,満足度など)などの評価である.　 一方,本特集にある`人間ドックでのストレス評価'という視座からは,上記事項をある程度包括していると同時に,簡便性も重要となるため,自己記入式質問紙票として評価可能であり,その質問項目数も余り多岐にわたらない点などが現実的側面として要求されよう.