技術審査委員からのァドバイス

摘要

ヘルニア領域の技術審査では，各委員の採点でばら つきが起きないようにコンセンサスミーティングを繰 り返し行っている.各審査委員の手技や好みが採点に影響しないようにしている.TAPP (transabdominal preperitoneal repair)とTEP (totally extraperitoneal repair)において技術審査だけのための定型的な手 術手技や手順を要求しているのではない.審査は標準 的な3ポート手術を基準として採点されることより， それ以外の単孔ゃ細径手術，操作ポートの位置が標準 手技とは異なる手術などでは，標準的3ポート手術と 比較して手術時間の延長や不必要な出血を伴う場合， 合併症や再発の危険があると審査委員が判断した場合では減点されることとなる.