抗RANKLモノクロ 一ナル抗体デノスマブによる治療と課題

摘要

破骨細胞分化に必須のreceptor activator of NF-kappaB ligand (RANKL)を標的とした抗RANKLモノクローナル抗体デノスマブは，骨粗鬆症に対する複数の大規模臨床試験において，い骨密度増加作用と骨折予防効果を持つことが示されている.一方，低カルシウム血症や顎骨壊死などが報告されており，これらの発症機序の解明，予防が今後の課題となる.