高炉線材各社、来期積み商談で20～30ドル値上げへ

摘要

日本の高炉線材各社は今月中旬にも来期（4～6月）積みアジア向け線材輸出商談を始める見通しである。現段階での感触では各社とも20～30ドルの値上げを提示する姿勢を固めている。中国ミルはアジア向け3月積み商談で多くのミルが10ドル程度の値上げを提示した模様である。結果は5ドル前後の値上げ成約があったとされるが、多くは据え置きで決めたものとみられる。僅かの値上げであるが、中国内の線材市況が一段と上昇するならば、更なる値上げを試みるものとみられる。