「りhごまるかじり条例」制定の町で、環境に優しい果樹生産により 安定した経営を目指す -福士忍顕、彩子さh-

摘要

福士氏の住む板柳町は青森県の西部、津軽地区の中央に位置している。ほとhどが平坦地で、西に秀峰岩木山、東に八甲田連邦が眺望され日本海に注ぐ岩木川が町の西端を南北に流れている。一带はリンゴ園と水田地帯が開け、農地は水系の堆積物による沖積土壌で地力は高い。板柳町のリンゴ栽培面積は、町総面積の三分の」を占める一五〇〇^で生産量は約二万五〇〇〇t、全国市町村リンゴ生産量ランキング第七位(平成一七年)。「りhごの里」板柳町として地域づくりが行われている。また、町には全国で唯一、リンゴのみを取り扱う「津軽りhご市場」やリンゴのすベてがわかる「学hで.遊hで.泊まれる『板柳ふるさとセンター』」があり、活性化の拠点となっている。一方、残念ながら平成一四年に発生した無登録農薬問題では、その対応として、町内リンゴ農家の全園地のリンゴをサンプリング調査した。あわせて、信頼回復に向け「りhごの生産における安全性確保と生産情報の管理によるりhごの普及促進を図る条例」(通称、「りhごまるかじり条例」)を制定している。