在庫減少も減販で需給に反映せず－新体系の原油コスト連動方式に期待－

摘要

製品在庫は前年に比べ大幅減で推移しているが、需給への影響は少なくなくなっている。減産により在庫が減少しても業転市況が値上がりすることがなくなり、各社の減産対応は、その効果が薄れている。販売減少の影響もあるが、在庫減少と需給との関連性は薄れており、様変わりとなっている。在庫が減少しても安定供給が保証されていることが定着しており、低在庫で推移しても供給が不足することはない。