国内需要動向について（13年1/2月）

摘要

12暦年合計生産量は1,167,749トン、前年比10.1％の増と二桁成長であった。 13年1月の生産は前年同月比は5.5％増で22ヶ月連続のプラスを維持したが、2月速報では1.0%減と23ヶ月振りに前年割れに転じた。 昨年まで好調を維持した条製品の減少が響いた。 銅条は1月まで22ヶ月の前年比プラスからマイナスに転じた。 青銅板条は既に1月からマイナスであるが、その減少巾は二桁に拡大した。 その他板条も21ヶ月のプラスの後、前年割れに転じた。 黄銅条は再び前年割れで、2月としては昭和50年不況時以来の低水準である。銅板は7ヶ月のプラスで若干底上げされているが、黄銅板は2月としては昭和28年以来の低水準である。銅管は2ヶ月の前年比プラスの後再び前年割れとなった。 内需はプラスを維持しているが、輸出の前年割れが響いた。 銅棒は13ヶ月のプラスも伸び率は一桁台に縮小した。 黄銅管は13ヶ月のプラスで、復水器管の輸出増加が支えている。 黄銅棒は22ヶ月のプラスで、低調な輸出を内需が支えている。 黄銅線も22ヶ月のプラスで、2月としては7年以来の高めの水準である。