セイコーインスツルメンツ株式会社

摘要

東京湾から見た幕張新都心はまるで海上都市のようだ。 かって浅瀬の干潟で「浮島の駅」と呼ばれたこの地は、平成元年の幕張メッセのオープンから本格的な整備が進み、いまや年間1千万人が訪れる国際業務都市として生まれ変わった。我が国最大規模の新都心は、「職·住·学·遊」の複合機能が計画的に配され、環境デザインの描き出す街並みは、これまでの日本にない新しい都市を予感させる。 今回訪問した企業は、この超近代的都市の街並みにマッチした本社ビルを持ち、セイコーグループの中核を占め、世界屈指の腕時計メーカーであるのみならず、電子辞書などの民生品から、携帯情報端末·コンピューター周辺機器、CAE/CAD/CAMシステム、電子部品、分析·計測機器など幅広い革新的な製品の開発·製造を行っているセイコーインスツルメンツ株式会社（略称：SII）を訪問した。