「非石油」「海外」「上流」志志向鮮明元売各社の新中期経營計画

摘要

今年度（2013年度）を起点とする元元売各社の中期経營計画の出揃った。リーマンショック，原油価格や為替の大幅な変動　東日本大震災と内外要因に翻弄ちれた前回中計期間。こう3年射、し5年を見通せは　国内は石油製品需要の減少、原発事故以降のエネルギー政策の見直し，メタンハイトレート等国産資源獲得への期待の高まり，海外ではアジア諸国のエネルギー需要増加　ノエールカス／オイル革命の進展なと，これまで以上に不確実要素に満ちている。こうした中·スタートした元売各社の新中計は，国内石油需要の減退を見据え，新興国の成長を取り込むとともに，日本の産業構造とエネルギー政策の転換に対応し，事業のグローバル化を促進する内容となっている。石油精製販売中心の収益構造を，石化天然ガス，電気新エネルギー（太陽光，風力，地熱等）等へとシフトし，事業領域を海外に拡大するため，投資計画も「非石油」「上流」（開発）が中′むとなっている。一方·需要減が継続する国内石油販売は，高度化法でスリム化した製油所稼働率を維持するため，これまで以上に熾烈なシェア競争を予想する向きもあり，中小零細業者には一段と生きにくい環境となりそうだ。