中国政府《鉄鋼業調整振興規劃》、粗鋼の総量規制--'11年まで粗鋼生産5億t以内、過剰能力1.6億t

摘要

ロイター通掛こよる2月18日付の報道によると、中国政府が検討中の《鉄鋼産業調整振興規劃》には、粗鋼生産の総量規制と小規模製鉄所の沿海地区への強制移転、および低効率設備の淘汰が盛り込まれている模様である。 同振興塊劃では、2011年まで粗鋼の年間生産量を5億t以内に制限するとしている（2008年の粗鋼生産は5億49万七〉。 また、製鉄所の移転により、沿海地区の製鋼能力を現在の35%から40%に引き上げ、政府も関連政策を出して、工場移転《》配置転換などにより生じる失業者を支援するとする。 更に、小規模設備の制限措置として高炉は300m~3から400m~3に、転炉は20tから30tにそれぞれ要件を引上げるとしている。 政府は今月末には同草案の細部を確定する予定である。