食品工場のトレーサビリティシステムの技術構築

摘要

弊社では，Food, for ages 0-100をモットーに0歳から100歳までの食生活をサポートすべくベビーフード，マヨネーズ，ドレッシング，ヘルスフード等様々な製品を生産しております。 「ありがとうの心を製品に！ 」をスローガンに消費者の皆様へ安全·安心の食品の提供を目指しております。 平成元年①生産·受発注業務の効率化②現場データの一元化作業事故防止のシステム化③原資材メーカー様との通信化による業務軽減を目的として新しい工場生産システムを構築する為に，FAシステムを取り組んで参りました。 このシステムには，1．生産管理システム，2．小分け配合事故未然防止システム，3．工程管理システムの3つの柱があり，品餐管理の一端をになっている。 少量多品種生産の製造ラインでは管理する項目も多岐にわたっており，このシステムが大変有効に活用されてきた。平成11年3月に鳥栖工場（佐賀県）において，容器包装詰加圧加熱殺菌食品の缶詰食品で，また平成11年7月に階上工場（青森県）において，加熱食肉製品（加熱後包装）で総合衛生管理製造過程(HACCP)の承認を頂き，また平成11年9月に五霞工場マヨネーズライン，平成12年3月に鳥栖工場マヨネーズラインでISO9002の取得が出来ました。 現在は昨今の食品企業での不祥事で要求されてきたトレーサビリティシステムをこれらの事故防止システムと関連付けて展開しているところである。