JR北海道モータ·アシスト式ハイブリッド車両

摘要

JR北海道は，『鉄道車両用モータ·アシスト式ハイブリッド駆動システム』を搭載した環境に優しいディーゼルハイブリッド試験車両IIT （Innovative Technology Train）を開発した，モータ·アシスト式（以下，MA: Motor Assist）ハイブリッド駆動システムは，機関動力を高効率で車輪に伝達するアクティブシフト変速機と車両の駆動，バッテリへの充電変速制御の3つの機能を1台で担うモータを備え，機関動力にモータ動力を足し合わせることも可能な独自のパラレルハイブリッド方式である．従来のディーゼル車両と比較して，燃料消費率を約15％以上改善できる．また，二酸化炭素（CO_2），窒素酸化物（NOX），粒子状物質（PM）の排出量を抑制し，省エネ·環境負荷低減に貢献できる．以下，MAハイブリッド駆動システムを搭載した試験車両ITTの概要を紹介する．