石油·化学プラントにおける配置計画と配管設計（第1回）－第1章：プラントレイアウト－第2章：製造装置内のプロットプランにういて

摘要

通常の石油·化学プラントの設計において、「配管設計の工数は、仝エンジニアリングに要する工数の30～40％を占める。 」したがって、プラント設計全体の良否に対して、配管設計の占める割合は非常に大きい。 適切な配管設計を行うためには、配管に関する知識のみならず、プラント全体の機能を熟知し、プロジェクトの特質に合わせた配置計画を立案し、安全性、経済性、施工性、操作性·運転性、保守性などを十分考慮して進める必要がある。 本テキストは、石油·化学プラントの総合的な配置計画と配管設計を行う上で基礎となる、一般的手順について解説するとともに、競争力のある設計をするための技術的データも加味している。 配管設計の良否は配置計画によって左右されると言っても過言ではない。 又装置の運転性や保守など、長い期間で見た場合エンドユーザーにとっても適切な機器の配置設計は大きな利点である。