エコマテリアル-15年の展開と今後の展望

摘要

エコマテリアルの概念が社会に提案されたのは1990年頃といわれる。 地球温暖化問題、資源相渇とレアメタル問題がタローズアップされた時期である。 その後、問題解決に向けた国際的活動が展開されるなか、地球に優しい材札代替材料のホープとしてエコマテリアルの研究開発が盛んに行われた。 それから15年経た今日、エコマテリアルの重要性と社会認識は高まり、技術·応用開発が展開されてきた。 しかし、中国など発展途上国の急激な経済発展による環境問題、資源確保のための物質移動、さらに化学物質汚染問題など予想を超えた事態が生じた15年でもあった。 今後も、社会·資源環境の変化に応じて材料のエコ化をどう推進していくかが課題となるであろう。