日本語ワードプロセッサから始まる東芝の自然言語処理技術－歴史と展望

摘要

自然言語は，人どうしが意図を伝え，知識を残すためのもっとも自然で基本的な手段である。 東芝は，日本語ワードプロセツサの実現以来，自然言語処理技術の深耕とともに，その応用製品とサービスの開発を行ってきたが，2008年その日本語ワードプロセッサがIEEE（電気電子技術者協会）マイルストーンに認定された。 今後は，オフィスでの業務効率化のための知的な新ソリューションやデジタルメディア機器における知的な新機能の実現，音声翻訳をはじめとした新商品創出に向けて，多言語での自然言語処理技術の研究開発を推進する。