IoTプラットフォームのアーキテクチャ

摘要

様々なモノをネットワークに接続し，遠隔監視や遠隔制御等を実現するIoT（Internet of Things）が注目を集めている。三菱電機では，様々な機器に対するIoTアプリケーションの共通プラットフォームとして，スマート制御クラウドサービス“DIAPLANET”を提供している。機器，ゲートウェイ（GW）／エッジ機器，クラウド，端末等からなるIoTシステムの構築を容易にするため，通信方式やデータ形式等の標準化が進められているが，多数の標準が併存しているのが実状である。そのため，IoTシステムでは，多様な通信方式を用いて機器とクラウドを接続し，多様な形式の機器データを管理することが求められる。また，機器データの分析手法は，実データから得られる知見に基づいて継続的に改良されるため，システム運用開始後もデータ構造の変更等に柔軟に対応できることが望ましい。