深夜電力利用菌床シイタケ栽培技術の開発

摘要

わが国の生シイタケの生産は，ほ60年から本格的に始まった。 生産量は，1988年に約8万2700トンとピークに達したが，その後，生産者の高齢化，原木の確保難などにより減少した。 1999年の生シイタケの国内生産量は7万0511トンであるが，このうち48．8％にあたる3方4442トンが菌床栽培で生産されている。 このように，現在は，生シイタケ生産量の50％を菌床栽培が占めているが，これは環境保全と省資源の観点から菌床栽培が増加しているためである。 特に,原木資源の少ない関西方面では，菌床栽培の割合は60％を越えていると言われている。