生育旺盛で二～三輪花の割合が高いシンテッポウユリ「華の舞」

摘要

シンテッポウユリは，12～1月に播種すると，その年の8月には開花するという，他のユリにはない特性を持っている．島根県では水田転換作物として昭和50隼代から栽培されていたが，市販されている品種では，切り花単仰が安く，生産性が低かったことから，栽培面積も増加lしなかった．しかし，シンナッポウユリは，①種子から栽培するため種苗菅が安いこと，②水田転換畑での露地栽培が主体であるため施設雪がかからないこと等，経営上多くの利点を持っている．そこで，当場では花が上向きで，葉が立ち葉で広い高品質のオリジナル品種の育成に取り組んだ．