「大手柄」根部の揃いが良く、横縞症の発生が少ない、栽培容易な秋播き青首ダイコン

摘要

ダイコンは、本来、冷涼な気候を好み、秋播き秋冬どり栽培では安定した収穫ができる作型であった。 しかし、最近、温暖化や異常気象の影響で、秋播き栽培でも播種直後の高温乾燥や局地的な豪雨の影響を受け、ダイコンの生育が不揃いになったり、軟腐病や横縞症が発生するなど、不安定な条件による収穫物の秀品率の低下が目立つようになってきた。 そこで、これらの要望を踏まえ、根部の揃いと尻部のつ章不良環境卜の栽培でも生育が旺盛で、根部の肥大が早く、耐病性に優れ、横縞症の発生が少ない品種を目標に育成したのが「大手柄」である。