カキの安定生産技術の研究と地域特産物の開発，育成に取り組む

摘要

奈良県果樹振興センターでは、県下の果樹生産と県南部地域の活性化の拠点として、果樹産地と密着した実証的な試験研究や、五健吉野地域の特産物開発，育成、新技術，営農，加工等の研修指導を行っている。カキのハウス栽培や新品種の栽培中心に試験が行われており、場内には柿博物館が併設されている。 カキハウス栽培では「刀根早生」の12月下旬加温開始の早期加湿栽培と1月7旬加湿開始の普通加湿栽培が行われている。 12月加湿では休眠が打破する前の加湿のため生育が揃わない。 そこで効率的な休眠制御法の確立について取り組んでいる。