フキノトウ収穫に適したフキ新品種「春いぶき（仮且

摘要

最近では、山菜ブームにより、フキノトウの需要が増しており、品質が優れ、収穫量が多い品種の育成が強く望まれている。 しかし、フキノトウ収穫用に育成されたフキの品種はなく、群馬県内では、フキノトウは葉柄生産の副産物として収穫されている。 また、主なフキ栽培品種である「水ブキ」および「愛知早生ブキ」は3倍体の不稔性であるため、交雑育種は困難である。 さらに、他の栽培種については、倍数性について詳しく解明されていないため、交雑による品種育成は行われてこなかった。 このため、フキは日本原産の野菜でありながら、品種育成は遅れていた。