完熟収穫型単為結果性トマト「ルネッサンス」

摘要

近年、韓国産を中心とした輸入下マ下が急増し、国内産の下マ下価格形成にも影響を与えるようになった。 こうした下マ下生産の国際競争に勝ち抜き、収益性を高めるためには、今まで以上に省力生産技術の導入が必要となってくる。下マトの施設栽培では、着果を安定するために、全花房にホルモン処理作業が行われており、作業時間が長いばかりでなく、作業姿勢も苦痛を伴う場合も多い。こうしたホルモン処理作業を省くために、マルハナバチが導入され、一定の効果をあげている。しかし、マルハナバチの利用は、価格が高いとともに、農薬散布に様々な制限がある。 また、高温期にはマルハナバチの活動が鈍り、低温期には花粉の稔性が低下するために、着果が悪くなる場合もある。