ジゴベタラム属の新品種プリティーアンの紹介と栽培技術

摘要

ジゴベタラム属はおもにブラジルに産するが、現在の交配種は数種の憤種マッケイ、クリニッム、マキシラーレなどをもとに改良されたものである。 花は地味であるが独特の色彩と非常に良い香りがあるのが特徴である。鉢花として市場にはあまり出回っていないが、香りのあるランとして根強い人気がある。性質は強健で生長が早く栽培しやすいランである。 ただし品種によっては葉に細かい黒斑点が出やすいものがあり、草しく観賞価値が損なわれるが、これは病気ではなく生理障害である場合が多い。やや遮光を強くするとともに、油かすなどの有機質肥料の施用をやめ、化成肥料にかえると症状は出なくなる場合が多い。