大塚化学株式会社の養液土耕栽培事例

摘要

吉本耕一さんは、一九歳のとき（昭和三十一年）より就農し、しばらくは水稲一〇〇aとタバ三五〇aの専作だったが、昭和四十五年から施設ピーマンに取り組んだ。 昭型ハ十一年から六十四年まで農協のピーマン部会別部長、部長を各二年ずつ務めた。平成九年の六月、春野にて養液土耕のナスを視察した時に、潅水や施肥が自動的に行えるこの方法は、潅水、施肥など主要な基本的農作業が自動化されて、労力の軽減につながると思った。 日頃、労力の軽減を考えていた吉本さんは平成九年の秋より養液土耕システムの導人に踏み切った。