妊豚用飼料に対する葉酸の添加効果（1）

摘要

葉酸は1941年，ミッチェルが乳酸菌発育因子をホウレン草から抽出しFolic acidと命名した。 この結果，Mitcbellが葉酸の発見者となっているが，この面の研究はそれ以前にも行われていた。 1935年Dayは猿の貧血防止成分を発見し，ビタミンMと命名した。 これは葉酸と同一物質である。 また，1940年Snellが発見した乳酸菌発育因子（Lactobacillus casei factor），1941年Stockstadの発見した連鎖球菌発育因子（Streptococus lactis R），1943年のHoganが鶏の貧血防止として，肝臓から分離したビタミンBcなどは，葉酸と同一物質である。