米海軍次期イージス駆逐艦の新レーダー

摘要

7月30日付けのUSNIニューズ（電子版）は，米海軍の次期イージス駆逐艦アーレイ·バークArleigh Burke級フライトⅢが搭載する新レーダーAMDRについて，要旨次のような解説記事を掲載した。 バーク級フライトⅢが2019年に就役する時，同艦はAMDR (Air and Missile Defense Radar=対空·対ミザイル防衛レーダー）という名の新型レーダーを装備する。このレーダーは，現在のバーク級が装備する，長い歴史を持つロッキード·マーチン社製のSPY-1レーダー·システムよりも約30倍強力である。このセンサーは， 対巡航ミサイル，対弾道ミサイルいずれにおいても，ィージス艦の艦隊防空能力を幾何級数的に増大する。 レーダーの性能をこのように向上する鍵は「GaN」（窒化ガリウム）を用いるチップ（半導体）にある。