教育業務用船

摘要

教育業務用船は，小型船舶操縱士の資格取得に使用されるもので，種別は実習艇のみである。ただし海上保安庁法に規定する船舶ではないため，扱いは他の業務用船とは異なる。海上保安学校の配属艇で，1級小型船舶操縦士資格の実技訓練用に導入されたものだが，平成15年6月1日付けで小型船舶の免許制度が大きく変わり，翌16年には実技艇も本艇のような大型でなくともよくなったため，現在は各種訓練やイベントの支援，下掲のC型艇が故障した時のバックアップとして使用ざれている。甲板室内は操舵室と連続した海図室になっており，実習生が入るためエンジン•ルームのスペースも広くとられている。公称船型はA型。ちなみに学生が取得する小型船舶免許は従来の1級と4級から1級のみとなった。