比島沖海戦時の空母「瑞鶴」

摘要

昭和19年10月，比島沖海戦で戦没する直前の艦影である。船体と飛行甲板には迷彩塗装が施され，左舷後部と右舷前部のスポンソンには，マリアナ沖海戦の戦訓から対空火力強化のため搭載した12センチ28連装噴進砲が4基ずつ見える。甲板に並んだ搭載機は艦首側から零式艦戦，彗星艦爆，天山艦攻である。