独・韓・伯が08年を上回る回復ぶり

摘要

2010年の世界主要国における紙・板紙生産は、経済の好転などを背景に総じて増加したが、特にドイツ、韓国、ブラジルはリーマン・ショック以前の08年実績をも上回る回復ぶりを示した一日本製紙連合会が先にまとめた2010年版『主要国の紙・パルプ産業動向』では、中国に代表される途上地域ばかりでなく、欧米先進地域においても生産の復調気配が鮮明になっている。以下、各地域・国別の概况である。