Lパルプの世界的需要増を受け収益アップを目指す中南米紙パ

摘要

ブラジル最大の紙パルプ企業4社（スザノ、フイブリア、エルドラド、クラビン）のCEOが2016年の事業目標について語った。それを要約して言えば、Lパルプのアップと株主への配当增、そして事業に必要な設備投資資金の回収がで能な価格を確保することだ。「過去15年間、さまざまな需給変動によって消費者物価指数が35%も上がつているにもかかわらず、パルプ価格は6%しか上昇しておらず、利益の出ない状況となっている。投下資本の回収は加重平均資本費用(WACC)よりも低い約3%に過ぎず、当産業は適切に投資資金を回収していない」。過日、サンパウロで開かれたRISI主催による中南米紙パルプ展望会議で、スザノのシャルカCEOはこのように語った。