2015年の1社平均は1万2，443t

摘要

日本洋紙板紙卸商業組合（吉川正悟理事長、組合員数383名）はこのほど、2015年の販売統計を公表した。組合員企業の3分の2に当たる約258社から提供された月次データを基に集計したもの。それによると2015年の販売実績は紙が前年比△4.1%の235.2万t、板紙が同△2.0%の85.5万t、合計で△3.6%の320.7万tとなった（表）。同年のメーカー国内出荷（速報値）に対するシェアは紙が16.9%、板紙が7.8%、紙·板紙合計で12.9%。専業代理店の多い板紙では、もともと日紙商組合員のシェアはさほど高くないが「紙の不振、板紙の堅調」という数年来の基調は市場全体の動向と一致している。日紙商組合員の販売量は、リーマン•ショックによる景気低迷の影響で09年に△13.1%(△57.9万t)の384.6万tと急減し、一気に400万tの大台を割り込んだ。