中国政府の最後の輸入枠発行でアジアの比重が高まる古紙貿易

摘要

古紙の全面的な輪入禁止を実施する前の最後の枠として、中国政府は9月17日に71万tの割当てを公表した。最大輸入国の中国が世界の古紙貿易市場から姿を消すことで、これ以降の古紙輸入ではアジア諸国の比重が一段と高まるだろう。制度上、古紙輸入が禁止されるのは来年1月1日からだが、バイヤーは値下がりが続く米国および欧州産OCCの購入をすでに8月から手控えていた。