新機能•複合材料の研究開発を加速させる製紙関連企業〈2〉

摘要

同社グループでは、標榜する"総合バイォマス企業''への事業構造転換、既存事業の競争力強化に向け、新规事業の早期創出と、パッケージング·紙加工事業、木材·ケミカル事業、エネルギー事業といった成長分野の拡大、洋紙·板紙の収益力向上に貢献する研究開発をスピードアップを図りながら進めている。 研究開発体制については、グループの競争力向上につながる技術開発を迅速に進めていく観点から組織体制を再編。王子地区(東京都北区）にある研究開発本部の基盤技術研究所（2017年6月にァグリ·バイオ研究所と総合研究所を統合）が持つ洋紙·板紙研究開発機能と、CNF(セルロースナノフアイバー）研究所を2017年9月に富士工場へ移転した。さらに段ボールの需要拡大傾向を受け、同年10月には基盤技術研究所に段ボール研究室を設置した。今後もグループ内の研究資源を最大限に活用し、イノベーションを推進しつつ研究開発のスピードを速めていく考えだ。