国内の規黼強化を背景に北米で 工場買収を進める中国の製紙大手

摘要

中国企業による北米紙パルプ工場の突撃買収はまだ当分続きそうで、さらに3社が買収資産を物色中あるいは直ちに買い手として行動する気配だ。現在、少なくとも2件の買収案件が噂に上っている。3件のうち2件は市販パルプ設備絡みで、残る1件が紙パルプ工場。さらに、このほかにも抄紙機に関わる案件が浮上しているという（業界関係者）。 一方、アーカンソー州の報告によれば、山東太陽紙業は9月下旬時点で、依然としてァ一力デルフィァでのライナー工場建設を目指しているようだ。太陽紙業は2016年、最初にフラッフパルプ、次いでDP工場の建設を発表したが、今度はライナー工場の建設に計画を変更した。アーカンソー州経済開発委員会（AEDC)の職員が「本件をァーカンソ一州環境品質局に提出した。太陽紙業が申請した4件の許可承認をもって、建設工事開始が可能になる」と語っている。