つくり方改革で受注生産体制を構築縮小する家具市場で活路を見出す

摘要

当社が創業した1948年当初は、戦後間もないころで、まだ戦争の焼け跡が色濃く残っていた。3本が復興するにあたり、まずは住居と家具が必要とされた。その後、経済が急速に回復、拡大するにつれ、ますます家具の需要は多くなった。家具市場の拡大と共に当社も拡大したが、1991年のバブル崩壊と共に家具市場は急速に縮小の一途をたどる。国内家具メーカーが衰退する中、台頭したのが、安い労働賃金で生産された安価な家具を製造する中国に代表される海外産の輸入家具である。当初は、"安かろう悪かろう"ということで安価な輸入家具と国産家具とは明確に一線を画していた。