水道メータの不確かさによる見かけ損失を推定するための体系的な手法の提案

摘要

水道事業者は損失水量の正確な把握が水収支の調整において非常に重要であると考えている。しかし、見かけ損失を構成する要素は4つあり(①水道メータの不確かさ、②データ処理エラー、③不正使用、④メータ制ではない使用水量を推定する不確実性)、これらの正確な評価は水道メータ試験、水使用パターン測定、顧客との関係、その他を含む莫大な量の作業を必要とする。そこで、要素の1つである水道メータの不確かさについてこれらの作業を簡略化し、算出するための基本的な手法を提案する。