『近現代日本経済史要覧：補訂版』

摘要

1「歴史的な統計データといってもどこからが歴史的データになるかは探す人によってことなる。まずは、現代のデータでその作成者が政府機関であると否とに関わらず、辞書を引くように、まず手近な統計集から、検索するというのが手取早い。例えば、日本統計協会からも市販されている総務省統計局の「日本統計年鑑」で探してみる。大項目で配列されていて、それには解説があり、その表毎の注により出典が示され、その出典は巻末に「統計資料案内」として、示してある。そのほかに事項索引が有るし、歴史的にデータを遡及するには、毎年の年鑑を並べて、冒頭に記されているどの表が新規に増え、どの表が削除されたかを見比べながら時系列を取りそろえていくとよい。