リモートセンシング技術の地盤工学への応用6.リモートセンシンゲを応用した地震被害想定と災害初期対応への適用

摘要

突発的に発生する大規模自然災害に対応するためには，災害リスクをあらかじめ評価し，発災後は迅速に被災状況を把握し，対応するための要員や資源を迅速に投入することが求められる。本稿では，アメリカNASAのSRTM-3を用いて，2011年2月22日に発生したクライストチャーチ地震，2010年1月15日に発生したハイチ地震の震度分布及び建物被害分布を推定し，地震発生後，得られたデータと比較した結果，おおむね調和的であることが確認できた。