不同沈下シミュレーションを用いた羽田空港国際線ェプロン舗装の大規模補修工事計画の策定について

摘要

東京国際空港国際線地区エプロン等整備等事業(以下，「本事業」という。)は，我が国初の大型土木PFI(Private Finance Initiative)事業として，東京国際空港(以下，「羽田空港」という。)国際線地区の；ブロンを中心とする基本施設，航空保安施設，付帯施設，及び構内道路等の設計•施工•維持管理をワンパッケージで実施する事業である。2006年3月に事業契約を締結後，実施設計を行い2007年3月より本格的な施工が進められた。2009年9月(一部2010年7月)に竣工を迎え，現在は，2035年3月の契約終了日までの維持管理期間に入っている。なお，2010年10月21日に供用が開始された羽田空港の国際線地区は，更なる航空需要の増大に対応するために2012年から2014年にかけて拡張工事が実施され，現在に至っている。