資格制度を活用し品質確保と安全確保の徹底図る

摘要

日本SPR工法協会では、「SPR工法」(複合•製管工法)、「SPR-PE工法」(自立•製管工法)、「オメガライナー工法」(自立•形成工法)、「RPC工法」(さや管工法)の4工法の更生工法を取り扱っている。今回は、代表工法であるSPR工法に関しての技術の維持•向上にむけた取組みについて述べる。SPR工法は、既設管の中に硬質塩化ビニル製のプロファイルと呼ばれる帯をスパイラル製管し、その後、既設管と更生管の隙間に裏込め材を注入して強固な複合管を構築する工法である。更生する対象管路は円形だけでなく、矩形、馬蹄形等あらゆる断面に対応でき、さらに直線のほか曲線部にも施工できるうえ、耐震性も持ち合わせている工法である。製管方式は元押式と自走式の2とおりがある。