東亜グラウト工業、下水熱利用技術で新展開作物栽培の研究開始とともに、HP無型融雪に成功

摘要

東亜グラウト工業(株)(山口乃理夫代表取締役社長、東京都新宿区)は4月24日、下水熱を利用可能にする小口径型の管路内設置型熱回収技術「ヒートライナー工法」の展開の現状や新たな取組みについて発表した。 ヒートライナー工法は、下水道の管路更生と同時に下水熱を有効活用する管路更生一体型システム。下水道管に敷設された熱交換マットを通じて下水熱を回収して空調、融雪、給湯などに利用するもので、①中小口径(φ800mm以下)の下水道管路からも採熱が可能、②熱交換マットが管底部にあるため安定的に採熱ができる、③管路更生と同時施工により工費を削減することができる、④流下阻害がなく、取付管の穿孔も可能、などの特徴がある。なお、同工法による採熱技術には採熱のみ型(内側一層)と管路補強·採熱型(内外二層)の2パターンがある。