経済産業省は12月20日、下水道用マンホール蓋の工業規格「JIS A 5506」について、多発傾向にある集中豪雨や今後増加する老朽化蓋への対策を図ることを目的に、1958年のJIS制定以来となる抜本改正を行った。豪雨時の蓋飛散等を防ぐ「圧力解放耐揚圧性能」など蓋本体の性能規定に加え、設置環境に適した蓋の選定や管理周期例など維持管理等に関する要領も付属書として新たに盛り込まれた。改正を申請した日本グラウンドマンホール工業会では、「国内に設置されているマンホール蓋の5個に1個が耐用年数を超過していたり安全性が不足していると推定されるため、(今回のJIS改正で)豪雨時の蓋飛散防止や老朽化蓋の問題に対処できる」と期待感を示す。
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